障害の原因は何だったのか?

12月22日の水曜日、オフラインチャット(Offline Instant Messaging)を担当するサーバー群が過負荷になった。その結果、一部のSkypeクライアントは、オフラインチャットからの反応が鈍くなった。特に、WindowsSkypeの特定のバージョン(バージョン 5.0.0152)では、高負荷サーバからの遅延応答を正しく処理することができず、クラッシュすることがあった。

これはWindowsの特定のバージョンだけの問題だった。以前のバージョン、つまり4.0系列を使っていたユーザや、Skype for Macユーザ、Skype for iPhoneユーザ、Skype on your TVユーザ、あるいはエンタープライズ向けSkype ConnectやSkype Managerなどのユーザにも関係のない話だった。少なくとも、問題のごく初期の時期には。

しかし、全世界のSkypeユーザのうち50%のユーザがその問題のバージョンを使用していて、そのうち約40%がクラッシュした。クラッシュしたユーザはSkypeスーパーノードのかなりの部分を担当していて、スーパーノード全体の約25-30%を担当していた。