問20 仮想記憶のボトルネック

仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて処理の多重度を増やしたところ、ページイン・ページアウトが多発して、システムの応答速度が急激に遅くなった。このような現象を何というか。

  1. オーバレイ
  2. スラッシング
  3. メモリコンパクション
  4. ロールアウト

仮想記憶とは、メモリの残り容量が少ない時に、その一部をHDDなどのより大容量で低速な記憶媒体に移動させることで、あたかも莫大なメモリを搭載しているかのように振舞うシステムのことです。
このシステムの重大な欠点は、特にHDDにおいて、ランダムな読み書きが非常に低速であることがあげられます。頻繁にスワップを行うと、ディスクIOに処理能力のほとんどが奪われてしまう、スラッシングが発生します。